会員向けフォローアップ研修:
「災害と損害保険」「災害と電気」開催
5月度の埼玉県防災士会の会員向けフォローアップ研修を実施しました。
最初に「災害と損害保険」について、宮下奈緒子講師が講演。
「損害保険の役割」、「風災・雪災・水害等での事例」、「地震保険について」などの話がありました。終了後も活発な質疑応答がありました。
- 大雨のため、土砂崩れ・落石により損害が生じた場合には、「水災による損害」として、火災保険利用が可能
- 強風・突風のため、屋根瓦の飛散等の損害が生じた場合には、「風災による損害」として、火災保険利用が可能
- 地震・噴火により生じた損害については、地震保険利用が可能
等について、学習しました。
次に「災害と電気」について、藤井経義講師が講演。
過去に起こった、福島原発事故、北海道のブラックアウト、千葉県内の大停電、武蔵小杉タワーマンション停電等の事例を通し、その原因を解説。発表される「普及の見通し」と「実際に普及までにかかった日数」に大きなズレが生じたことに言及しました。災害時の発電の手立てや通電火災などへの注意、身近な電子機器やモバイルバッテリー等の使用上の注意などを紹介しました。
- スマートフォン充電中に使用するとリチウムイオン電池が発熱するため、充電中の使用は控えるのが適当
- リチウムイオン電池が発火した場合、バケツに入れた水の中に入れて鎮火するのを待つのが有効
- 防災用に準備した器材に使用する乾電池からの液漏れを防止するには、未使用の間は、+側に少し厚みのある紙を挟むのが有効
等について、学習しました。
- 日時:2025年5月17日(土)13:30~16:00
- 場所:レイボックホール(市民会館おおみや)集会室9
- 参加者:22人